オルニチンが髪の毛にも良い理由|細胞の新陳代謝を活発にさせる

アミノ酸の一種であるオルニチンは中高年を対象に
体調を整えるサプリがよく宣伝されてますが
実は髪の毛とも深い関係がある重要な成分です。

オルニチンがなぜ健康や髪に重要なのか、
それは成長ホルモンの分泌を促しているためです。

成長ホルモンとは文字通りからだの成長に欠かすことができない体内物質のひとつで、
骨を伸ばしたり筋肉を増強したり、栄養素の代謝、血糖値のコントロールなど
実に多彩な働きをもっています。

成長ホルモンは身長を伸ばすとよくいわれてるので子供の頃しか分泌されないと
思ってる方もいるかもしれませんが大人になっても分泌は続きます。

見た目の成長は止まりますが、体のメンテナンスへ使われるようになります。

年を取ると色々なことで不便を感じるようになりますが、
それは成長ホルモンが減少してることも一因です。

もちろんそれは髪の毛にも当てはまります。

髪は細胞分裂によって作られますが、
成長ホルモンが少なければ十分な分裂活動ができず髪が伸びにくくなることになります。

ちなみに成長ホルモンは睡眠中に最も多く発生します。
(特に夜の10時から2時の間)

睡眠不足は健康に悪いとよく言われますが髪にも多大な悪影響を及ぼしているのです。

子供の頃は自然と眠くなる時間が早かったと思いますが
大人になるにつれどんどんその感覚が薄まり日付をまたぐ人がとても多いと思います。

そして休みの日となると睡眠時間が不自然に長くなり
体内リズムが狂っている人が多いと考えられます。

そんな状態が長く続けていては髪が薄くなるタイミングが早まるのは当然ですし
いろいろ対策しても抜け毛が減らないことになります。

オルニチンで全ての問題を解決することはできないですが
あなたの助けになることは間違いありません。


あと言い忘れてましたが、
オルニチンは肝臓へ特に作用することがわかっています。

有害なアンモニアの解毒やアルコールの分解する効能もあり、
肝臓の働きや細胞のエネルギー産生にも大きく貢献します。


薄毛に悩む方は薬を使う機会が多くなるので
その効能は非常に理に叶っていると思われます。

ただ無理にサプリを飲む必要はないです。

理想的な栄養補給は自然の食べ物から行うことなので、
特定の栄養素ばかり集中的に摂っていたら
思わぬ健康被害に発展する恐れがあるからです。


ちなみに一部のシャンプーには含まれてのでそれを使うことも良いですが、
なぜか配合してるものはかなり限定されてます。

明らかに髪にもいいとわかっているのでもう少し有効活用してもいいと思うのですが…


⇒オルニチンを配合しためずらしいシャンプーはトップで紹介します

タウリンは痛んだ髪の毛を修復する働きがある|タンパク質の形成効果

タウリンは疲労回復物質として広く知られており
栄養ドリンクの定番成分となっています。

ドリンクの宣伝でもよくその名が出てくるのでご存知の方は多いと思います。

タウリンは体内で自動的に作られる物質なのですが、
とても重要な働きがあるため食べ物から摂取することもすごく大事になります。

活性酸素の働きを抑えたりタンパク質の形成にも関与しており
もともと心臓や肝臓、腎臓、肺、脳、筋肉など重要な器官に多く含まれている物質です。

今回注目したいのはタンパク質の形成についてです。

たんぱく質はアミノ酸が何百個とか連なったとても複雑な構造をしていますが、
どれも決まった形状を維持しています。

もし少しでも形が崩れてしまったら全く別の物質になってしまい、
下手をしたら健康被害をもたらす物質に変化してしまいます。

人間は年をとるといろんな機能が衰えてしまいますが、
それはタンパク質が正常に作られづらくなってることも関係してます。

言い換えるとタウリン不足が老いの引き金の一つになるのです。

タウリンはタンパク質を正常な形に維持することや
崩れた形を修復する機能があり、体のコンディションを
整えるための必須成分のひとつとなります。


そして髪の毛の状態にも深くかかります。

髪の毛もタンパク質のケラチンが主成分なので、
タウリンと髪は密接な関係があるのです。



2011年に東京工業大学が発表した研究結果によると、
パーマなどで痛んだ髪にタウリンを含ませた
水溶液を浸すと毛髪内部のタンパク質の結合力が強まったことが明らかになっています。

さらにタウリンは知覚神経を刺激する作用もあり、
IGF-1というタンパク質を増やすことにも貢献します。

アイジーエフワンは全ての細胞の活動に必要な
大変重要な物質で髪の毛の成長にも欠かせないものです。

髪の毛はもともと毛母細胞であり、それが増殖して角化することで出来上がります。

毛母細胞の活動が弱まってしまうと髪は成長期であっても伸びが悪くなり
下手をすると成長が止まってしまうことになります。

タウリンはそれらの悪条件を緩和し、
髪にコシを与えるだけでなく抜けにくくなることにも繋がると考えられるのです。

たこやいかなどの魚介類から摂取するのはもちろんのこと、
できればシャンプーからも取り入れることができればなお言いのですが、
ここまで髪にいいとわかっていてなぜか配合されている製品はほとんど見かけません。


髪に関係する成分はタウリンだけじゃなくたくさん存在するのでたまたまかもしれませんが、
体にいいことは明らかであり元々内蔵に含まれてることもあり
とても安全性が高い面も考慮すると配合する価値は十分にあるのではないでしょうか。


⇒タウリンなど育毛成分が複数配合されたシャンプー