シャンプーをアミノ酸系に変えても洗い上がりが全然さっぱりしない理由

昔はシャンプーと言うと単なる髪の洗浄剤という認識しか世間にはありませんでした。

しかし、近年はシャンプーの重要性がだいぶ認識されるようになってきて
ただ髪を洗うものとはいえなくなりました。

使うシャンプーによって髪の状態はかなり左右されることがわかってきたのです。

多くの方は陳列棚に大量に並べられている安いシャンプーを使ってきたと思いますが
それでは質の悪い洗浄剤と無用な添加物により頭皮を痛めるばかりになります。

ラウレスやスルホン酸などに代表される陰イオン界面活性剤は洗浄力が強すぎることから
皮脂を取りすぎることに繋がりますしタンパク質を破壊する作用もあります。

当然皮脂の不足→過剰分泌という悪循環に陥りやすくなるので
洗えば洗うほどべたつきがひどくなるのです。

そこでアミノ酸をベースに作られたシャンプーなら
洗浄力が不自然に強くなく頭皮にも負担をかけないから
現在は最も推奨されるものとなっています。

べたつきがなくなれば炎症リスクも減り、
抜け毛を防止することにもなるので薄毛に悩む方にとっては常識となっている感じです。

そのため市販の粗悪なシャンプーをやめて
アミノ酸系を買い換える人がとても多くなりました。

それはそれでいいことなのですが、
それでもべたつきや抜け毛が解消されないという声も多いのが事実です。

中にはアミノ酸や植物由来成分の洗浄剤ではなく、ただアミノ酸を配合しているだけのものや、
石油系の洗浄剤もちゃっかり配合してるものもあるのですべてがいいとは限らないのですが、
大抵は大衆向けの安いものよりは質がよいものになります。


それでもベタツキや抜け毛が解消できないのは、
それらの原因に対処できていないことが考えられます。

べたつきと抜け毛。

その2つの主な原因は何かご存知でしょうか?

まず基本となるのは洗浄力が強すぎる界面活性剤の使用、そしてシャンプーのしすぎです。

それらの点はアミノ酸系を使うだけでだいぶ対処できるのですが
マラセチア真菌や男性ホルモンには対抗できません。

マラセチア真菌とは皮膚に棲み付いているカビの一種で
増えなければ何の問題もないのですがひとたび増えると
べたつきだけでなくフケも多くでるようになります。

ピロクトンオラミンなどのフケ予防成分も
配合しているものはいろいろ見受けられますが
それは医薬品ではないため効力は微妙になります。

あと男性ホルモンの抑制となるともっと難しくなります。

薄毛の方は脂っぽい頭皮になる傾向にありますが
それは男性ホルモンが皮脂腺を刺激するからです。


酵素によって強力になった男性ホルモンのDHTは
薄毛を促進するのと同時に皮脂の分泌量も多くする性質があります。

そのためべたつきと抜け毛が同時に気になる方が多いんです。

それらの問題を少しでも早く解決させるためには
まずシャンプーから考えないといけません。


⇒ベタツキと抜け毛を同時に対処できるシャンプーとは?