フィーバーフューという植物をご存知でしょうか。

和名ではナツシロギク(夏白菊)といい、
ハーブ店ではお馴染みの植物の1つです。

その植物に含まれているパルテノライドという成分が
一部から大変注目されています。

例えばリウマチや偏頭痛・光の過敏症、
さらにはガン細胞を抑制する効能が
秘められている可能性もある大変優れた成分です。

そしてこのフィーバーフューが発毛に大きく関与している
可能性が高いことが明らかになっています。

大阪大学付属病院の研究で、
当初はリウマチ患者へ使っていましたが、
その患者に髪が増えてきたことから
発毛効果もあるのでは？と思われ始めます。

そして更に研究を進めた結果、
被験者の8割に発毛が認められたのです。

なぜパルテノライドが発毛に貢献するのか、
いまのところわかっているのはタンパク質の抑制効果です。

ＮＦ－ＫＢというタンパク質はガン細胞の転移に
関係するといわれるものですが、
パルテノライドはそれを抑制する働きがあります。

それでガン治療にも応用されてるのだと思いますが、
実はＮＦ－ＫＢはＤＨＴの生成にも関与しているのです。

ＤＨＴはご存知、男性型脱毛症の最大原因となる
男性ホルモンの一種ですね。

テストステロンと５αリダクターゼが結びつくことで
生まれてしまうとてもやっかいなホルモンです。

その工程に釘を刺す形でパルテノライドは
発毛を促していると考えられます。

ただ被験者の中にはわずか3週間とか1ヵ月で
発毛が認められた方もいたそうなので、
他にもなんらかの増毛メカニズムが発現した可能性があります。

現時点でわかっていることだけだと、
薄毛の予防的な解釈となります。

つまりプロペシアと効能が似ているため、
急激に髪を生やすことは無理だと考えられます。

薄毛は男性ホルモンを抑制するだけでは
改善に向かいにくいものです。

それにも関わらず短期間で発毛した人がいるのは
まだ現段階では説明がつかないのです。

植物と言うのは実に奥が深い生物です。

一般的にはパルテノライドが注目されてますが、
植物に含まれる成分は１つや２つではないので
まだ発見されていない成分もある可能性があります。

そんな成分と相乗効果を発揮して、
未知の効能が現れた可能性だってあるのです。

まあメカニズムはわかっていなくても、
育毛的に重要な成分の１つであるのは間違いないので
とりあえず摂取しておいて損はありません。


天然成分は多く摂ればいいってものではないですが、
一般的に効能が緩やかに働くため、
複数の種類と組み合わせたほうが効果的なのです。

ということでノコギリヤシだけではなく、
いろんな成分を摂取したほうがベターです。