最近髪を手軽に増やせるという
いわゆる増毛をおすすめする宣伝が多いです。
テレビCMでよく流れてるので
見たことある人がすごく多いと思います。
薄毛に関するコマーシャルは気まずくなるので
正直勘弁なところもあるのですが、
商売なのでその点は妥協するしかありません。
それはさておき、実際あのような増毛方法は
良いのか悪いのか、判断は人それぞれだと思いますが
育毛の観点からするとおすすめできる方法ではありません。
なぜかというとコストパフォーマンスが悪い上に
髪に負担をかける恐れもあるからです。
昔は人口毛植毛といって毛穴の中に人工的に作られた
毛髪を埋め込む技術が主流でしたが、
現在は拒絶反応の問題が大きくなったことで
完全に下火の技術となっておりアメリカでは禁止されてます。
日本では今でも行うことができるようですが
安全性が低いので到底おすすめできません。
最近の主流はテレビCMで流れてるような
髪の根元に人口毛などを結びつける手法で、
各社が似たような名前で販売展開されてます。
かつらでもない、植毛でもないなどと
いろんなキャッチコピーをぶら下げてますが、
それもやはりおすすめできる手法ではありません。
植え付ける手法よりは安全性は高いと言えますが、
髪の1本1本にかかる負担がますことで
ますます抜け毛を誘発する可能性があります。
それにこの手の施術は当然保険適用外であり、
手間がかかるということで費用が莫大です。
大体1500~2000本増やすのに
10万円前後のお金がかかります。
人によって密度が違うため当然料金は前後しますが、
どちらにしろ高額であることには変わりありません。
あと髪は常に伸び続けているため、
いつまでも結びつけた部分が根本ではないため、
定期的にメンテナンス費用がかかり、
そのたびにサロンへ通う手間も発生します。
かつらより負担は少ないかもしれませんが、
髪にかける金額としては大きすぎます。
深い悩みならいくらかかってもいいという人もいますが、
今は何十万とか何百万とか大金をかけなくても
対処できる時代になってるので盲目的にならないほうがいいです。
そして何より増毛法は本当の意味で髪が増えてるわけではないので、
それこそ一生小手先のテクニックに頼らざるを得なくなります。
髪はちっとやそっとでは機能が失われるわけではないので
たとえツルツルになるまでテッペンなどが薄くなったとしても
再び生やすことは十分可能です。
ですから対症療法的なものに頼るのではなく、
時間がかかってもしっかり正攻法の育毛をがんばったほうが
将来的にプラスになる可能性が高いです。
そのほうが健康にも意識するようになるので
薄毛以外の様々な体の不調を改善するきっかけにもなり、
人生がより豊かになると考えられるからです。