体の中で最も血行が悪いところは頭部です。
心臓よりも上に位置し重力の関係や皮膚の薄さも関係しているからです。
中でも血行が悪くなりやすいのが天頂部です。
血行が悪くなると当然の事ながら髪の毛は元気をなくし伸びにくくなります。
まさに水不足の植物と同じです。
それに加え現代人は血行が悪くなるストレスを毎日のように感じ続けているので
よりいっそう髪の毛にとっては深刻な時代といえます。
ストレスというのは本当にバカにならないもので、
精神的にきつい仕事場から開放されたり嫌な上司と接しなくなった途端、
髪が復活してくるという人もいるくらいです。
ただそういうのは本当の薄毛体質でない人の場合に限られます。
薄毛体質とは文字通り髪が薄くなりやすい体質の持ち主で、
ストレスを減らしたとしてもまず治ることはありません。
主原因が他にあるからです。
てっぺんハゲが起こる主な原因は男性ホルモンです
男性ホルモンは誰の体にも存在するものですが、
一部が活性化して髪の毛に作用しだすと問題です。
一般的に男性ホルモンというと
テストステロンを指す事が多いですがそれは薄毛を誘発しません。
髪の毛の細胞(毛母細胞)に活動を停止せよと
命令を出すのは「ジヒドロテストステロン」という活性化した男性ホルモンになります。
ただそれもまた誰の体にもあるのですが、
薄毛体質の人はその影響を遺伝的に受けやすい人なのです。
ですからエッチな人や毛深い人など、
男性ホルモンが多いと思われる人が必ずしも禿げるとは限りません。
てっぺんが薄くなるのはその部分の毛根に
男性ホルモンを受け取るタンパク質(受容体)があるためです。
側頭部や後頭部が年をとっても残りやすいのは
男性ホルモン受容体が存在しないからです。
しかしそれらの部位でも上の方は受容体が分布している可能性が高いので
後ろから見ても明らかにわかる人もいます。
⇒男性ホルモン対策しつつ洗髪できるシャンプー
ここから先が本当にお伝えしたいことです
男性ホルモンが原因で起こる脱毛症をAGA(男性型脱毛症)といいますが、
進行が始まると止まらない性質があります。
つまりなんらかの対策をすぐに始めないと
禿げ上がるのをただ待つことになってしまうのです…
自分が禿げるわけない!なんかの間違いだ!
などと現実逃避しているとドンドン進行してしまうだけなのです…
ちなみにagaは年に関係なく起こる可能性があり、
20代で進行が始まっても全く不思議なことではありません。
むしろ若いうちからすぐ対策を開始しないと損でしかありません。
一般に若ハゲといわれる方は男性ホルモンの影響をかなり強く受ける体質なので
将来的にサザエさんの波平さんクラスになる恐れが高いです。
でも若い頃は細胞の新陳代謝が活発なので
中高年の方と比べて薄毛が治りやすいという特徴もあります。
それらのことから躊躇は損でしかないのです。
対策の第一歩はこの記事で言った薄毛の基礎知識を知ること、
そして次の一歩はシャンプーを選ぶことです。
シャンプーは一般的には洗浄剤という位置づけですが
中には育毛を促す優良な成分をはじめ頭皮のベタツキやフケも同時に解消するものもあります。
もちろん育毛剤や薬も使う必要性は出てきますが
基本をしっかりしてるかしてないかで今後の回復度合いが全然違ってくるはずです。
⇒男性ホルモン対策も同時に出来る育毛シャンプーはトップにて解説します